<ジャック・オ・ランタンの可愛いかぼちゃまん>
ハロウィンの期間限定で発売している「かぼちゃまん」は、おかげさまで毎年好評をいただいています。今回はこの「かぼちゃまん」を詳しくご紹介します。
江戸清では旬の食材を使って季節限定の中華まんを発売しています。毎年秋には「かぼちゃまん」を作っていましたが、「ハロウィンに合わせて、可愛いデザインで作ろう!」という社内の声で改良されました。色々と試作をした結果、おまんじゅうを「かぼちゃのランタン」に見立てて、ジャック・オ・ランタンの顔をあしらった現在のデザインになりました。
おまんじゅうの生地には植物色素を使用してかぼちゃ色を表現しています。おまんじゅうのフォルムはかぼちゃに近づけるために、ヒダを深めにつけました。ヘタの部分は、かぼちゃを小さくカットして手作業で埋め込みます。最後の仕上げはジャック・オ・ランタンの顔。ひとつずつ焼き印を押しています。だいぶ手間のかかる作り方なのですが、毎年売り切れてしまう人気商品なので、私たちもやりがいがあります。
可愛らしいデザインだけでなく、素材や味にもこだわっています。毎年様々な品種のかぼちゃを使用してきた結果、「くりほまれ」と国産ダイスかぼちゃのブレンドがベストの組み合わせになりました。「くりほまれ」は甘くてホクホクな食感と、高い栄養価が特徴のかぼちゃです。蒸かした「くりほまれ」にダイスかぼちゃとクリームチーズを加えて、弱火でじっくりと加熱し、甘さとコクを引き出した「かぼちゃ餡」が完成しました。
どうですか?みなさんも食べたくなりましたか?甘いもの好きな私は毎年発売を楽しみにしています。ハロウィンパーティーや手土産にもぴったりで、お子様にも喜ばれますよ。可愛くて食べるのがもったいなくなるかも…
今年は江戸清の「かぼちゃまん」でハロウィンを演出しませんか?「かぼちゃまん」とハロウィンの様子などをSNSへ#2024かぼちゃまん で投稿いただけると嬉しいです。
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<ハロウィンってなんだろう?>
ハロウィンは、ヨーロッパの古代ケルト民族の「収穫祭」が発祥だそうです。10月31日が大晦日にあたり、1年の終わりに先祖の霊が現世に戻ってくると考えられていたそうです。日本のお盆と似ていますね。ただし、戻ってくる霊は良い霊だけでなく、悪霊も一緒に戻ってくると考えられていて、かがり火などを焚いて悪霊から身を守ったのだそうです。
<なぜ仮装をするの?>
では、なぜ収穫祭のハロウィンで仮装をするようになったのでしょうか?ハロウィンの日には、先祖の霊だけでなく、悪霊や魔女なども現世に戻って来てしまい、子どもをさらったり、人の魂を取ったりすると恐れられていたそうです。人々は、悪霊や魔女から身を守るために、同じ仲間と思わせるような仮装をしたのだそうです。これがハロウィンの仮装の由来といわれています。
<ハロウィンになぜ、かぼちゃを使うの?>
古代ケルト民族は「カブ」をくりぬいてランタンをつくり、悪霊から身を守ったそうです。「かぼちゃ」に変わったのは、ハロウィンが移民とともにアメリカで広まったためといわれています。当時のアメリカでは「カブ」よりも「かぼちゃ」が手に入りやすかったため、次第に「カブ」が「かぼちゃ」に変わっていったそうです。その後、アメリカから世界にハロウィンの習慣が広がった為、ハロウィンには「かぼちゃ」が定着したのだそうです。
<ジャック・オ・ランタンの起源ってあるの?>
かぼちゃに描かれているジャック・オ・ランタンの顔。日本語に訳すと「ランタンを持った見知らぬ男」です。17世紀のイギリスでは名前の知らない男を「ジャック」の通称で呼ぶことが多かったそうです。生前数多くの悪行をしてきた「ジャック」の霊は、「カブ」のランタンを持って、天国にも地獄にも行けずに彷徨っていると考えられていました。
<調べてわかったハロウィンのこと>
アメリカではハロウィンになると「かぼちゃのランタン」を装飾して玄関前に置きます。ランタンの明かりは、「旅人の道案内をしたり、よい霊を呼び寄せて悪霊を追い払ったりする」とされています。でもこのランタンは、起源を調べると悪霊が手に持っていたものです。
現世に戻ってきた悪霊に悪さをされないように、仲間と思われるような仮装をする… 調べるほど不思議なお祭りということがわかってきました。古代ケルト民族の厳かな習慣が、アメリカでは宗教的な意味が薄れて「仮装してみんなで楽しもう」とカジュアルに広まったのかなと思いました。
「ハロウィンでゾンビの仮装が多いのはなんでだろう?」と少し疑問を持っていましたが、あまり深く考えたことはありませんでした。調べてみて色々な由来がわかりましたが、これも諸説ありとのことです。コロナ禍で自粛されていた各地のハロウィンイベントも、徐々にもとに戻ってきているようです。今年は私も仮装とハロウィンを楽しみたいと思います!