高校野球

夏の風物詩といえば甲子園の高校野球。
特にお盆を過ぎツクツクボーシが鳴き出すこの時期、勝ち進んだチーム同士が優勝を目指して泥々になって戦う姿はすがすがしい。筆者がおすすめなのは準々決勝。勝ち残った強豪校8校の試合が1日で観戦できる最高の日である。甲子園球場で4試合見続けるのにはたいへんな気力と体力が必要であろうが、我が家でひねもすテレビ観戦を決め込むのはたやすい。試合の勝敗に一喜一憂するのもよいが、にわかスカウトとなり各選手のプレーを見下して、ドラ1・ドラ2候補の品定めも乙なものである。
さて、第二試合が終わって第三試合も中盤にさしかかってくると何か物足りない。おもむろに冷蔵庫に歩み寄り缶ビールを調達。アテは冷蔵室に入っている谷中生姜。ササッと水で洗って皿に盛り、味噌をスプーンですくって皿のはじに塗り付け調理完了。ビールと爽やかなで刺激的な生姜の風味と鈍重な味噌とのハーモニー。ポリポリ、グビリグビリと野球観戦どころではなくなってくる。
こんな時には江戸清の焼豚もうってつけのアテになる。解凍した江戸清の焼豚(専用釜で一本一本吊り下げて独特の甘いタレをつけて炭火で焼き上げた中華街の紅いチャーシュー)を取り出してまな板でやや厚めにザクザクと切る。小皿に醤油とチューブの和からし2cmほど垂らして第二ラウンド。今話題の町中華ではないが家中華&家甲子園劇場の晴れ舞台と相成った。灼熱の甲子園では言わずと知れた“かちわり氷”(今年で発売65周年)であろうが、我が輩の家中華ではビール+谷中+焼豚ですでに第四試合に差し掛かっていた。

追記:高校ではラグビー部で汗を流していた。セービングと言ってグランドに転がった楕円形のボールを飛び込んでマイボールにするプレーがあるがこのセービングを続けていると腰の側面がザラザラした地面とこすれ合って円形の擦り傷ができあがりなかなか治らない。仲間内ではこの円形擦り傷が焼豚に似ていることからチャーシューと勲章のように呼び合っていたことが懐かしい。