山椒は小粒でも・・・

大相撲春場所千秋楽は久しぶりによい相撲を見た。

新関脇の若隆景と高安がともに敗れて優勝決定戦にもつれこみ、土俵際のきわどい内容で若隆景に軍配が上がった。往年の千代の富士を彷彿とさせる下半身の粘りとフットワーク。まさに「山椒は小粒でもぴりりと辛い」を感じさせる小兵力士の活躍に拍手を送りたい。

さて最近ブームになっている大鶏排(ダージーパイ)。花山椒と唐辛子のピリ辛がたまらない台湾夜市のソウルフードであり、2018年4月に江戸清がいち早く横浜中華街で発売した商品である。

筆者は、発売前に台北・台中・台南・高雄を巡って有名な大鶏排を食べ尽くしてきたが、台湾では鶏の胸肉を使用しているのが一般的であった。江戸清が発売するにあたってジューシーな食べ応えを実現すべく原料原価は高くなるが、あえて日本人が好きな部位である鶏モモ肉を贅沢に使用して発売にこぎつけた経緯がある。現在、横浜中華街で大鶏排を販売している店は多数あるが、是非一度江戸清の大鶏排と他店の大鶏排を食べ比べていただきたい。必ずやその美味しさの違いに気づいてもらえるものと確信してる。