自家製ピクルスとシチュー

今朝の新聞にある食品メーカーの記事が載っていた。シチューをご飯にかけて食べるか(かける派)、別皿でわけて食べるか(わける派)を調査した記事だ。家庭で食べるカレーは日本全国(かける派)が主流であるが、調査によると年代やエリアによってその数値は変化するらしい。全体では(わける派)が68%で主流であるが、年代別に見ると(わける派)は60代87%、50代76%、40代71%、30代65%、20代56%となり10代では49%と主流でなくなる。若い世代は時間や洗い物数を節約するために(かける派)が多くなっているらしい。また、エリア別に見ると沖縄県では(かける派)が62%とすでに主流である。沖縄ではタコライスなどワンディッシュ料理が普及しているからと分析している。これを受けてこのメーカーでは若年層や既存の(かける派)をターゲットにしたご飯にかけて楽しむ濃厚な味わいのシチューを発売したという。

皆さまご存じの WHEN(いつ)、WHERE(どこで)、WHO(だれが)、WHY(なぜ)、HOW(どのように)で考えてみると:今後、若年層が自宅でシチューを食べる際は、タイムパフォーマンス(タイパ)を気にしてご飯にかけて食べることが主流になってくる。コーフォート(世代)効果をふまえると中長期的にシチューは間違いなくカレーのようにご飯にかけて食べることが日本の常識になってくるということだ。

カレーの付け合わせ=らっきょう・福神漬という公式が成り立つのであれば、シチューの付け合わせに何か新しいものを提案して市場創造したい。自家製ピクルスなどいかがだろうか。色彩・味わい・イメージ的にも成り立つ気がする。ただタイパを気にする若者には響かないかもしれない。