皆既月食

11月8日夜、皆既月食で日本中が沸き上がった。今回の皆既月食は月が地球の後ろに完全に隠れる「皆既食」と天王星が月の後ろに隠れる「天王星食」が同時に見られ、日本では442年ぶりの極めて珍しい天体ショーであったようだ。442年前の1580年は天下統一を目指す織田信長が石山本願寺を滅ぼした年に当たるらしい。織田信長も神妙な気持ちで夜空を見上げていたのであろうか・・・。

小生は拙宅のベランダから電線越しに見たが、天王星は肉眼で見えるはずはなく、オレンジ色の風船?ピンポン玉?ゴルフボール?卵の黄身?の如き月が夜空に浮かんでいるようにしか見えなかった。月の色が一時だけ変色する奇妙な現象を見た素朴な思いは、近頃のニュースの影響なのか天文学が今のように発達していない当時の為政者、先導者や教祖達は、このような神秘的な自然現象を畏怖の念に結び付け、無理な納税、使役、寄付や献金などにつなげていたのではないかという勝手な憶測であった。物事を知らないで他人に意のままに操られることの怖さをなんとなく感じた次第である。

さて、そろそろ本題に入ろう。江戸清で「卵の黄身」と言えば“流砂包(リュウザンパオ)”。「卵黄の塩漬け」とバターの風味が奏でる、甘さの中にほんのりとした塩味がたまらないカスタードあんが特長の商品。中国や香港、台湾ではあんまんや桃まんと並んで人気の高いスイーツ系の中華まんじゅうです。
とろりと流れ出す熱々のカスタードあんに注意してお召し上がりください。

流砂包(リュウザンパオ)  1個 350円